2021年吹奏楽注目作品

2021年発売の吹奏楽注目作品をひと足先にご紹介!
現在出版準備中ですので、お楽しみに!

花明かり(髙木日向子)

~ジュネーブ国際音楽コンクール1位受賞~初吹奏楽作品

新たなる境地を開く吹奏楽作品!

歴史を誇る世界的な「ジュネーブ国際音楽コンクール」作曲部門でグランプリを受賞、NHK、朝日新聞等で報道された髙木日向子氏の初吹奏楽作品が弊社の委嘱により出版されます。

同コンクールは、過去アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、ゲオルク・ショルティ、フリードリヒ・グルダ、マルタ・アルゲリッチ、オーレル・ニコレ、ハインツ・ホリガー、モーリス・アンドレが1位を受賞し、あのポリーニ、バボラークが2位と、なかなか1位が出ないコンクールと言われています。
同氏のグランプリ作品「L’instant」は2021年の同コンクールのオーボエ部門の課題曲にも選ばれています。

同氏の初吹奏楽作品「花明かり」は、東山魁夷の絵画にInspireされた楽曲で、その研ぎ澄まされた繊細な響き、そして制御された美しい旋律が感性豊かな和声に伴われ、壮麗なカテドラルアーチの中で旋回する和と洋の遭遇とも思える名作です。
新しい吹奏楽の響きを私たちに投げかけてくれます。音楽の神髄を突いた作品です。

髙木日向子 -Hinako Takagi
1989年生まれ、兵庫県出身。「呼吸を感じられる音楽」をテーマにした楽曲を数多く発表している。兵庫県立西宮高等学校音楽科ピアノ専攻卒業、大阪音楽大学作曲学科作曲専攻、同大学院作曲研究室修了。作曲を久保洋子、Allain Gaussinに師事。2017年、日本音楽コンクール作曲部門第3位(室内楽)。2019年、ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門第1位。受賞作品は、2021年開催予定の同コンクールオーボエ部門課題曲となる。2020年、Charles Kwong氏がアーティストディレクターを務めるProject21st のフルート作品公募において作品が選出され、2021年夏に、Mario Caroli氏のフルートリサイタル (香港) で演奏される。
近年は、豊中市に新設される義務教育学校「庄内さくら学園」校歌作詞作曲や、建築家や画家とのコラボレーションやワークショップの開催など、現代音楽の魅力を幅広い世代に伝える活動も行っている。大阪音楽大学非常勤講師、大阪音楽大学付属音楽院講師。
ホームページ:https://hinako-takagi.studio.design/


美少女革命: ユーフォニアム協奏曲(向井響)

~世界的に活躍する現代音楽の鬼才!~

2019年ORDA-2019作曲部門(アムステルダム)第1位。2018年ストラスブール現代音楽祭(フランス)にて、最優秀賞(グランプリ)(審査員長:フィリップ・マヌリ)。
国内ではすでに、第84回日本音楽コンクール作曲部門第1位。併せて岩谷(聴衆)賞、明治安田賞、三善賞を受賞。国内外から高い評価を受け世界的に活躍する現代音楽の鬼才、向井響氏の初吹奏楽作品。

甘いメロを甘く奏でるだけがユーフォニアムではない。一言でいえば「強いユーフォニアム」。この曲はユーフォニアムの可能性をとことん追い求めた衝撃的な作品であり、高度な技術と高い音楽性を必要としますが、今後のユーフォニアム界に一石を投じ、世のユーフォニアム奏者にとって重要なレパートリーとなることになるでしょう。

2つの楽章から構成されており、第1楽章「恋愛依存症」では縦横無尽に動き回るフレーズと強くしなやかなメロディを経てテクニカルなカデンツァ部が演奏され、第2楽章「この世界を私に」では、力強く前進するかのようなパッセージのユーフォニアムと高揚感あるリズミカルな伴奏が特徴的です。

向井響 -Hibiki Mukai

1993年静岡市生まれ。 2020年マリン・ゴレミノフ国際作曲賞(ソフィア)受賞。2019年ORDA-2019作曲部門(アムステルダム)第1位。2018年ストラスブール現代音楽祭(フランス)にて、最優秀賞(グランプリ)。第84回日本音楽コンクール作曲部門第1位。併せて岩谷(聴衆)賞、明治安田賞、三善賞を受賞。第33回ACL青年作曲賞(マニラ)の日本代表に選出され、第1位受賞。第8回ユルゲンソン国際作曲コンクール(モスクワ)ディプロマ入賞。
ハープと電子音響のための「美少女革命」が、ガウデアムス国際現代音楽週間 ’18(ユトレヒト)の招待作品に選ばれ欧州デビュー。2019年ウクライナ政府(外務省)委嘱プロジェクト「幽体の鳥」が、ウィーン美術アカデミーにて上演。
桐朋学園大学音楽学部作曲科卒業、同研究科修了。2014-15年、明治安田生命クオリティオブライフ奨学生。2016年よりヤマハ音楽支援制度留学奨学生として、ハーグ王立音楽院ソノロジー研究所修士課程に留学。2019年同大学院を最優等の成績で修了。2020年アントワープ王立音楽大学大学院ポストグラジュエート課程を最高栄誉賞付きで修了。 これまでに作曲を大久保みどり、愛澤伯友、石島正博、莱孝之、リチャード・バレット、ウィム・ヘンドリクスの各氏に師事。現在、ローム・ミュージックファンデーション及び、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団の支援を受け、ポルト大学大学院(ポルトガル)工学研究科博士(PhD)課程に在籍。


翼をひろげて(長生淳)

はじけるリズムと美しいメロディーがマッチしたテーマ、美しい音楽が天へ舞い上がるような中間部から構成。ポップスのようなリズミックな音型とスピーディーな展開かつ、現代音楽のような拍子使い、ハーモニー。2つの要素が入り組んだ聴衆をアッと驚かせること間違いなしの作品です。


スターズ・アトランピック’96 (三善晃)

「若い世代の交歓の場に贈る音楽」をコンセプトにかかれた名作。複雑なリズムを纏い展開される「出会い」、おどろおどろしくもどこか艶やかに奏でられる「哀歌」、同氏による『竹取物語』のフレーズが登場する和テイストの「祝祭」の3曲から構成されます。三善晃の代表的作品が、復刻版で登場です。

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